パキスタン人と日本人の婚姻届を提出する際に添付する、日本語翻訳文および申述書の作り方について説明します。

私たちが実際に作成した内容を元に、各書類の作り方を解説します。

提出先の役所によって様式や必要書類は異なります。
提出予定の方は役所へ事前に問い合わせることをお勧めします!
翻訳文が必要な書類一覧
JAN本籍地の役所に問い合わせた結果、翻訳文の提出を求められた書類は以下の通りです。
翻訳文対象書類
- パスポート
- 出生証明書(BIRTH CERTIFICATE)
- 未婚証明書(UNMARRIED CERTIFICATE)
- 宣誓供述書(AFFIDAVIT PERMISSION OF MARRIAGE)

パスポートの翻訳文は指定様式がありました。

それ以外の書類は特に様式の指定がありませんでした。
パスポートの翻訳文
パキスタンのパスポートの記載内容はこんな感じです。


私たちの提出予定先の役所からは翻訳様式を指定されており、事前相談時に書類をいただいていました。
空欄を埋めるだけだったので簡単でした!
パキスタンパスポート翻訳文


一番最後に翻訳者の住所・氏名を記入し、押印します。
私たちの場合はJANが翻訳したので、JANの情報を記入しました。
また、ほかの翻訳文には「翻訳日」を記入していたので、一応こちらの様式にも書き添えました。
様式が指定されていない書類の翻訳文
私たちが婚姻届を提出した役所では、パスポート以外の翻訳文について書式の指定はありませんでした。
そのため、以下の書類については自分で翻訳文を作成しました。
書式が自由な翻訳文対象書類
- 出生証明書(BIRTH CERTIFICATE)
- 未婚証明書(UNMARRIED CERTIFICATE)
- 宣誓供述書(AFFIDAVIT PERMISSION OF MARRIAGE)
パキスタンから取り寄せた書類についての解説はこちら。


ここでは宣誓供述書(AFFIDAVIT PERMISSION OF MARRIAGE)の翻訳文を例に挙げて解説していきます。
パキスタンから送ってもらった宣誓供述書はこんな感じです。


なんだかいろいろサインやスタンプがあるけど…。
これはどこまで翻訳文に記載する必要があるんだろう?

全て翻訳してください。

ええーっ?!
全部?!
一見雑多に見えますが、書類に書かれているサインやスタンプは「誰がこの書類を承認したか」という大切な情報です。
必ず全て翻訳するようにしましょう。
作成した翻訳文はこちらです。


JANは英語が不得意なので、基本は一文ずつGoogle翻訳で訳しながら作業を進めました。
あまりにも直訳過ぎる文章になってしまった場合は、不明な英単語を調べて自然な日本語になるように翻訳しました。

サインの解読は難しかったから、フサンとJANで協力しながら読み解きました!

翻訳文の最後には、「翻訳日」と「翻訳者住所・氏名」の記載、それから「押印」をしました。

そのほかの書類も同じように翻訳作業を行いました!
申述書とは

これで翻訳文は完成だね!
もう準備完了かな?わくわく

まだ「申述書」が残っているよ!

えーっ、まだ書類が必要なの?!

でも大丈夫。
この書類は難しい書類じゃないよ。
作成は「パスポート翻訳文」くらい簡単!
申述書とは
申述書とは文字通り、役所に対して申し述べるための書類です。
本来日本人と外国人の婚姻届を提出する際には「婚姻要件具備証明書」という書類が必要です。
ところが、パキスタンでは「婚姻要件具備証明書」に該当する書類がありません。
そのため、代わりとなる書類を添付します。
パキスタン人との婚姻の場合、上記の内容について役所に申述する必要があるため、申述書の作成を求められます。
申述書記入例

パスポートの翻訳文書式と同様に、私たちの提出予定先の役所からは様式を指定されており、事前相談時に書類をいただいていました。
空欄を埋めるだけだったので簡単でした!


これで書類は全部完成!

やったー!
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